鹿児島から送る神様を呼ぶ門松

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しめ縄Shimenawa

家じゅうを飾りつける意味は?

門松と同様正月に年神様を迎えるための準備です。

古事記に「天岩戸神話」があります。
天の岩戸に天照大御神あまてらすおおみかみがお隠れになり、闇夜となってしまい困った八百万の神々が相談した結果、舞を舞うことになります。どうしたことかと心配して岩戸からお出になったときに、再び闇夜にならないように岩戸にしめ縄を張ったとあり、これが起源と言われています。

しめ縄は結界(「聖と俗」、「浄、不浄」)の境目を示すとされ、その空間に神が宿り、魔を入れず、福を呼び込みとされます。

そのことから、自分の家が年神様を迎えるにふさわしい神聖な場所であることを示すために、家のなかにしめ縄を張るようになりました。

かつては、「年男」と呼ばれる家長が、しめ縄を家のなかに張る役目を担いましたが、やがて、そのしめ縄も簡略化されていき、しめ飾りや輪飾りになっていきました。

『参考サイト』
「しめ縄発祥地」に初しめ縄 絶壁に挑んだ世界のプロ [宮崎県]
まこもしめ縄 - makomoya ページ!
「しめ縄」と「しめ飾り」は、似て非なる役割を持ちます。 – ブログ|菊正宗ネットショップ

稲わら・だいだい・ウラジロ・炭にそれぞれ意味があります

宮沢賢治が教員時代に教え子に説明した話で、「しめ縄は黒雲を表し、紙垂は雷を表し、房は雨を表しているのです。変電所の近くには雷がよく落ちるのです。すると空気中に窒素が増え稲がよく実るのです。それを古代の人はよく知っていたのでしょう」というのがあります。しめ縄は米の豊作を願う稲作信仰とも結びついていました。
そのためしめ縄の材料には、主に刈り取って干した稲わらが使われています。そこに縁起の飾り物を増やして、一年の安泰を願うものになりました。

『主な飾り物』
・ウラジロ・・・常緑の葉であることから「長寿」
・ダイダイ・・・家が代々「栄える」
・炭・・・黒が「邪気を払う」色とされることと、読みを「住み」に通じさせて「永住を祝う」


『参考サイト』
宮沢賢治のしめ縄論❤|barber 三朝温泉の梶川理髪館(おかげさまで百年 エトセトラ・ケセラセラ)
『稲妻』言葉の由来を高校生が科学的に証明することに成功! – grape [グレイプ]
しめ飾り大半は中国産〝雑草〟これでは豊作の神様は迎えられない 東條英機元首相の曽孫が警鐘 「稲わら」を使うことに意味がある

当店の門松の特徴

前述の通り、しめ縄はその空間に神が宿り、魔を入れず、福を呼び込むこと、一年の稲の豊作を願ってつけるものです。
最近はスーパーなどでも、年末になるとしめ飾りが売られるようになってきましたが、残念ながらほとんどのしめ縄は稲わらではなく、中国産の『水草』です。これは型崩れしないことと青いものを使うことで長持ちすることが優先されています。また見た目優先で派手な飾りつけが目立ち、大事な炭もついていません。

当店のしめ縄は、2004年から減農薬栽培で作った稲わらのしめ縄にウラジロ、ダイダイ、炭で構成されたもので作っています。

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